「Chelseaより、こんにちは!」

Londonでの子育てや日々のいろいろ旅行などをつづっていこうと思います。

お見合い結婚の話

 

今日は、また下の子が発熱したので、幼稚園を休んで病院に行きました。

金曜日からイタリアに行くので、一応インフルチェックを兼ねて。

結果は溶連菌もインフルも陰性でした。ただの風邪ということで、2種類のお薬を処方されたのですが、10時半に診療が始まって、お薬をもらい終わったのが12時。プライベートの病院でもこんなに時間がかかってしまうロンドン。お薬をバンバン出しすぎで、医療費を圧迫している日本の医療保険システムと医師・調剤薬局のシステムは、資金が潤沢な分洗練されていることは否めません。

 

病院を出ると、ぱらぱらと雨が降ってきていたので、駅も近かったけれど、私も疲れているし、3歳の娘もぐったりしていたので、Uberで帰ることにしました。

目の前はシティーでいつも渋滞している道路、Uberが目の前にいるのに反対車線にいるため、お迎えに10分かかりますとの表示。あー、電車にすればよかったと思っていると、突然電話がかかってきて、今目の前にいるから、こっちに来て、といわれて、車のナンバーを頼りに、危ないとわかっていたけど車も全く動かないし、娘を連れて、渋滞の車の間を通り抜けて反対車線の、これまた渋滞で停止している車に乗り込みました。

 

運転手の彼はインド人で15年もUKに住んでいるのだそうです。3か月働いては、家族のいるインドに帰るというのを繰り返して、15年。こういう働き方もあるのですね。もちろん為替の差で、ロンドンでの労働はすごく効率が良いのでしょう。

飴をくれたり、なんとなく人懐こそうな感じの人なので、途中からいろんな話が始まりました。お料理のこととか、家族のこととか、結婚はお見合いがいいね、だって、恋なんて結局1・2年で終わるでしょう?お見合いなら最初から盛り上がる恋なんてないから、時間がたつごとに満足度が高まっていく。恋愛結婚なんてリスキーな選択は私はできないよ。というようなお話でした。私もまったく同感していました。なぜなら私も恋愛結婚ではなく、紹介されての結婚だったから。

でも、私は結婚前に、A4の紙に理想の結婚相手を200項目くらい書き連ねておりまして、紹介された当初、その紙に書いてある容姿や性格人格背景の人が目の前に現れたので、いろいろ予想外の懸念事項はあったけれども、98%の適合率の人と結婚することが出来ました。

 

だからuberの運転手さんの言っていることはすごくよく理解できる。私達夫婦も時に波があるけれど、お互いのマイナスを補いあう能力や性格の方向性で、2人で一緒にいると、助かる!ということが多いし、私は結婚することで、飛躍的に運気が上がった、そういう実感があります。

 

結婚は、一時的な感情で判断するものではなくて、お互いに協力して築き上げるものだから、お互いの魂の質量が同じくらいのボリュームで、同じくらいの変化に対する受容の器があって、同じくらいの成長する余力がある人、そういう人でないと結婚はうまくいかない。結婚したいとみずからおもうのか、おのずからおもうのか、それはよくわからないけれど、時が熟すときに、自分自身の力で幸せになり自分自身の力で稼ごうと覚悟を決めると、相手が現れるのだと思う。

 

自分の人生が不安だから、相手に預けたいと思っていると、相手も同じような人にしか出会わない。

 

この世はすべて、自分の鏡でもある、女性の側が、男性を幸せにしてあげよう、そして女性の側が家族のために稼いであげようと思うと、旦那さんもそういう意識をしっかり持った、自分の家族は自分がしっかり守っていくという人に出会えるのではないかと思います。

 

若いころの付き合っているのに辛い恋愛とか、別れるってわあっているのに付き合っている恋愛って女性にとってはつらいですよね。でも今後の人生に必要な価値観のDNAを強制ダウンロードするための恋愛だったりすることもあります。私も最初の恋愛は、つらい悲しいことが多かったけれど、私の成長のベースを作ってくれたのは、その時期の彼から受けた価値観の大変容があったから。価値観の大変容を完了した途端、別れがやってくる。そういう学びの恋もあるし。恋の数は、関係性の数だけいろんな種類があるから一言では言えないけれど、人を好きになるってすごく重要な心の動きだというのは確か。

 

そしてこの前何かで誰かが言っていたけれど、恋って神様がくれたプレゼントで、相手のすきになった場所って、未来の自分の中にある魅力的な部分を、相手を通してみてるというような話でした。面白いですね。でも確かに、相手の魅力的な部分、自分のものにしたいなって思うことはありますね。