「Chelseaより、こんにちは!」

Londonでの子育てや日々のいろいろ旅行などをつづっていこうと思います。

今日の英語学校 今週は「教育」がテーマ

 

 

今週から、サンドラというスペイン人の女性が参加してきました。

彼女の旦那さんが銀行勤めで、半年前からロンドンでお仕事、この機会に英語を勉強しようと思ってると自己紹介していました。パーマネントf:id:ktokkyo:20191008075241j:plainでロンドンに住むの?と先生から聞かれて、「3か月以内にどうするか決めようとしているところです」と言っていました。

 

そして今週で、バーレーン(バハレーンと聞こえます)のアムナは帰国するそうです。彼女はまだ27歳なのに、とてもマチュアな人で、声も透き通っていて素敵だし、男性を立てるのが礼儀のような古風な一面を持っている人で、私はとてもチャーミングだし素敵な女性だなと思っています。いつもだいたい隣合わせで座ることが多いので、答え合わせや、ある話題について会話をする際にパートナーになることが多くて、私にとってはやりやすいパートナーでした。

 

今日の英語学校で印象的だったのは、各国の教育、特にクラスの人数や公的教育機関、自分の受けてきた教育について話したところ。今週はテキストを見ると教育がテーマのようです。

英国と米国のナーサリーから大学までの教育課程の違い、名称の違いを学んだうえで、生徒それぞれが自国の教育システムについて説明するという時間がありました。

 

さいころウクライナにいたタチアナは、小学校も中学校も20人から25人のクラス編成だった。スペインのサンドラも、トルコのファシオもそのくらい。スペインは制服はないけど、それ以外の国は中学校くらいから制服があったといっていた。バアレーンは大学に行くまですべての段階で制服があって、物差しでスカートの長さを図っていたし、ピアスは一つ、髪の毛を隠すスカーフは必ず髪を少しも出さないように巻くとか、日本よりも厳しめなように伝わってきました。

 

でも中東は体罰はなくて、そもそも人の体に触れることがご法度のようでした。それ以外の国は、体罰(corporal punishment)があったという話をしていました。

先生はポーランド人だけれど、自分の親からベルトでおしりをたたかれる体罰があったので、おしりにプロテクターになるようなものを入れていたと話していました。

私の一番古い体罰の記憶は、幼稚園の頃、大きな教員用の手帳のようなノートで頭を叩かれたり、小学校では性的虐待みたいに先生から体をなでなでさわられたり、近所のおじさんから全裸で写真を撮影されたこともあった。母親に相談しても、母親は何もせず、私に「かわいかったから撮影してみたかったのね」といって流されてしまった。私はそれ以降、そのおじさんの家(一つ下のお友達のお父さん)には遊びに行かなくなった。今思い返すと危ない怖いことがたくさんあった。中学生になっても、先生からビンタやげんこつの体罰もあったし、自分の母親もネグレクトや叩く、食事やお弁当がいつも同じ、下着も服も満足に買ってもらえないとか、本当に惨めで悲惨な子供時代だった。英語の勉強しにきているのに、used toとかの文法やフレンドシップとか家族の関係とかの会話をしているだけで、幼いころの苦い思い出がよみがえってきて、たまに泣きそうになる。

今思うと、その当時の自分が本当にかわいそうだし、日本の20年前って、体罰が当たり前で、人権が今よりもずっと低かったな..としみじみ思いだしてしまった。

 

話は戻るけど、中東のアムナは、女性だけで40人から45人、一学年15クラスある公立の学校に通っていたという話をしていました。私も日本では1クラス40人前後でした、という話をしました。

 

生徒の人数のところで、欧州の方が生徒一人当たりの教員の数が多くて、個人を尊重しても教員がハンドリングできるクラス人数に設定されているなと感じました。日本の教員のブラック職場、長時間労働、過労死、子供のいじめを無視する、挙句の果てに生徒自殺とか。たまにニュースに出て問題になっているけど、一人当たりの子供の人数を2/3程度に減らせばいいだけなんじゃない?それをしないで、市町村が時給1000円くらいの主婦などを補助教員として雇って、現場で解決させようとしている。日本て、子供や若い人・女性に資源を配分しないブラックな国、政府だなと改めて思ってしまいました。

教員が責任を持つ生徒数が40人から25人に減れば、教員の仕事量も減って、ストレスも減り、もっと子供と向き合ったり、良い人間関係を構築したり、信頼関係を築きあったり、いじめをする子される子の早期発見につながるし、事故も減るだろうし。若い世代を守るために必要な処置だと思うけど、そういうところに予算を配分しないのね。

未来を担う可能性に溢れた子供たちに投資せず、老人への福祉や海外への支援金、中国・韓国から日本の国費留学とか官僚天下りの社団法人とかにお金が流れまくっちゃって...

今日もサモアに貨客船の供与含む合計25億円無償資金協力で合意したとか書かれてるけど、それ本当に必要なの?

 

OECD加盟国で最低の教育予算。これ、18歳までの子供一人当たりに換算したら、日本て年間100万人弱の子供が生まれているから、もっと悲惨なグラフになると思う。もっと教育に予算つけてくれ!せめて国民全員が英語話せるくらいにしてよ。言語の習得に関する意識もぜんぜん欧州と違うよね。5歳から外国語必修だし。英語わからない子に対する英語教育も本当に洗練されている。日本もこちらの英語学習のシステムを取り入れたらいいのに。日本は英語話せない先生が英語の先生で、それは昔から変わっていない。

前から思ってたけど、日本って英語を苦手にさせる恐ろしく退屈な教育をわざわざしているよね。テレビで流す映画も海外ドラマも必ず吹き替え。中国台湾で日本のテレビを見ると、日本語英語中国語の字幕で音声は日本語。台湾人はテレビで日本語勉強したと言ってたし。日本政府は、BBCも検閲してるでしょ。捕鯨のニュースとか原発のニュース、日本を批判するような海外のニュースを入ってこないように、検閲して再編集されたものをBBC.CO.JPで放映している。私が住んでいたところのBBC視聴契約料は2500円前後、オリジナルのBBCは5400円くらいだった。なんだこれって思ったのを覚えてる。オリジナルが高くて、編集したものが安い、意味不明な値段設定。こちらに来てBBC見ると、日本で契約してたBBCなんだったのって感じですもん。

 

もし日本人の平均レベルの人まで英語を使えるようになると、日本語という檻の中で飼いならされていたおとなしい日本人が、自分の意見を言いだし、世界の常識について学びだし、新しい科学的見地を習得し、世界の政治の動きや税の仕組み、国民の権利を調べだし、為政者側に不都合な国民が増えてしまうもんね。徳川幕府時代と何も変わっていなくて、「生かさぬように殺さぬように」サラリーマン支配(江戸時代の農民と同じ)を継続してる。

英語は日本人には難しいという洗脳を国がしていると話をするとみんな一瞬「え?」という顔するけど、その後こちらにいる日本人はみな、「やっぱりそうなんですかね、でもそうかもしれないですね」って言う反応になりますよ。

 

 

日本の「教育」に関するグラフ図表8種。大学・幼児教育・奨学金など

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