「Chelseaより、こんにちは!」

Londonでの子育てや日々のいろいろ旅行などをつづっていこうと思います。

シェーンブルン宮殿 ウィーン子連れ旅行

ウィーンについた翌日シェーンブルン宮殿に向かいました。

ベルサイユ宮殿を参考にしつつも、それを凌駕するものにしたいという王宮や貴族の希望があったけれども、財政的な理由で規模を縮小して建設されたという宮殿。ハプルブル家の当主たちが何度も内装に手を加えたため、当時の最高の室内装飾美が今に残されています。

 

外観はゴシック調の角ばった荘厳な様相ですが、壁面の明るいイエローがなんも優しい雰囲気を醸し出していました。内装は女性が好みそうな優雅な植物調の曲線がロマンチックでゴージャスな装飾となって室内を煌めかせていました。ロココ調ってロマンティックな雰囲気に溢れて優雅で本当に素晴らしいですね。女性の美意識に響くものがあります。

ウィーンは、女性が好みそうなロマンチックな雰囲気の建築や内装に溢れていて、今まで旅行した都市の中で、私は一番素敵だなという印象をもちました。なんだか、マリアテレジアのその人柄が街中に今も反響している、そういう感じを受け取ったのです。この街は、女性がトップになれた街、女性のリーダーに波長が合っているのかもしれない。

マリアテレイジアは16人もの子供を産み、政治力を発揮し、初めての男女共学の小学校を設立するなど義務教育や病院の整備M社会福祉などにも力を入れています。

 

君主としての男性的な責任感、母という立場で家の存続、娘たちの嫁ぎ先での幸福、国の発展と安寧、国民を想う彼女の愛が街中に今も溢れている。彼女の母性愛色の強い、聖人に近いような大きな「気」で満ち溢れてた温かい愛のエネルギーのようなものを旅行中ずっと感じていました。

勘違いかもしれませんが、ヨーロッパの都市で君主の念のようなものを感じたのは、ウィーンが初めてでした。

 

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