「Chelseaより、こんにちは!」

Londonでの子育てや日々のいろいろ旅行などをつづっていこうと思います。

HayaのBirthday party

今日は3歳の娘のお友達のお誕生日会がありました。

開催された場所は、ケンジントンハイストリート近くにある、Hayaのグランマのおうちでした。入り口にはたくさんの風船が飾ってあり、行くとすぐにわかりました。

おうちに入る前から、窓際に大きなユリなどのお花が飾ってあって、とても素敵な雰囲気です。

 

ドアをノックするとすぐ入り口にスタッフの人がいて、ドアを開けてくれました。おばあちゃんのおうちで孫のお誕生日パーティーをするなんてほんとに素敵です。おうちの中も、奥に続く中庭があって、そこを通過するとまた緑に囲まれたお部屋が続いています。ロンドンのおうちは、道路に面する部分がけっこう狭くて、奥にお部屋が続いていくいわゆるウナギの寝床のようなおうちの構造が多いような気がします。

私はそれがなんとなく窮屈な気がしたので、横に広がるFlatを選んで、今住んでいる我が家をとてもいとおしくお気に入りのおうちとして思っていますが、今日お伺いしたこのお家も、とてもいいな、こういうのもありなんだなと、うれしい発見をしました。

 

家の中は、サイザル麻が廊下やリビング階段、家の中のほぼすべての部分に絨毯のように敷いてあり、自然の優しい色で歩き心地も居心地もとても良くて、こういう麻の床材のお家もいいなと思いました。

壁は、ペンキではなくて、木材でコーティングしてあり、やはり温かみのある壁材で、思い出の品々なのか、旅行をして購入したのか、オリエンタルな壺や、日本の掛け軸(Hayaのお母さんのいとこが教えてくれた)や、シルバーの少しゆがんだような味のあるお皿が飾ってったり、おばあちゃまのご趣味なのか、本当に大事な思い出の品々を温かい雰囲気でなおかつ品よく飾ってある、そういう感じでした。

英国のお宅にお伺いすると、ところかしこにオリエンタル、特に北東アジアっぽいオブジェが飾ってあるお家が多くて、面白いなと思います。

 

今日のパーティでは子供と一緒に遊んでくれるマジシャンやフェイスペインティングをしてくれる人が来ていたので、子供専用のお部屋で子供たちはダンスをしたりマジックをみたり、大人がずっと見ていなくても大丈夫なパーティになっていました。

ちなみにお料理人や、コートを預かる人、ドアを開ける人、お料理を運ぶ人など全部で10人以上の人がパーティーのスタッフとしてきていました。

 

2Fのお部屋には、大人用にプロセコやフィンガーフードが提供されていて、おうち全体がパーティー会場としてよく配慮が行き届いた形になっていて、このパーティをオーガナイズしたお母さん、本当にお疲れ様と思いました。

きっとおうちのお掃除から、家具の移動から、お料理人やマジシャン・スタッフの手配、当日のメニュー決め、ケーキの購入、風船の購入、お部屋のデコレーション、お土産のパーティーバッグなどなど、本当にパーティ主催者は当日の準備でとっても大変です。

でもこの子供を通じたパーティーで、ママやパパ同士も複数回顔をかわせる機会が生まれて、だんだんと仲良くなってくるし、社交の場として、お誕生日パーティーって本当に素晴らしいと思います。そして、このホスト側が日ごろ何を大切にしている人なのかということやそのお人柄やファミリーの雰囲気も伝わってきて、これ以上ないくらい自分達を表現するものだと思うのです。

 

自分を伝えるときに、自分をプレゼンテーションするのではなくて、お客さんを包み込む環境を作り上げることによって、その人柄を感じさせる。パーティーにはこういったコミュニケーション方法があったんだと思わせるところがたくさんあります。

毎回、こういうパーティーの仕方ステキ―!と感動しますが、今日ももちろん感動したと同時に、なんかとてつもなく癒された。そういうパーティーでした。

 

家族の愛や思い出に溢れたおばあちゃんのお家、ここからママが育っていとこが育って、そして孫が4歳になってお誕生日のパーティーをやる。雨が降ったりやんだり風が時折強く吹いたり、あまり足元の良くない日だったのだけど、みんなで集まったこのおばあちゃんの家。だれもが感じる温かいおばあちゃんの家。時代や街や家族がまだそんなに忙しくない時代に、ゆっくりと愛が注がれた家。そういう温かみのある自然素材でデコレーションされたお家が、本当に居心地がよかったのです。

 

前回の香港人のお金持ちのパーティーもすごくて感動したけど、こちらのおうちのパーティーも本当に温かくて感動しました。ご招待してくださって本当にありがとう。私もこんな温かい居心地の良いパーティーを開けるようになりたいなと思いました。