「Chelseaより、こんにちは!」

Londonでの子育てや日々のいろいろ旅行などをつづっていこうと思います。

子連れウィーン旅行⑤馬車に乗る

旅行先に着いたら、街の雰囲気や気になる場所を視覚的に確認するために、市内を一周できるバスなどに乗りたいな~といつも思っています。

今回は、旦那さんにそのことを話していたので、ウィーン到着後1回目の食事を終えてすぐ、馬車に乗りました。もうすぐ夕暮れという時間でしたが、街を散策したかったのでちょうど良かったです。40分80ユーロでした。(60分だと100ユーロです)

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市内を40分回るコースでは、マリアテレジアが創った初めての小学校(男女共学)や、近隣諸国の大使館、クロアチアの教会、初めての消防署、王宮を利用したカフェセントラル、スパニッシュ馬術の馬場、さまざまなパレスを一通り見て回ることが出来ました。イギリスやフランスの男性的な建築、まちづくりと違って、建築のイメージが丸みを帯びていました。美しく優雅で女性的な街という印象です。家族を大事にしたハプスブルグ家の波長がトレースされているような感じもしましたし。マリアテレジアの影響かななどと思いました。

 

支配者の思想や心のあり方が、嗜好に現れて、街がこのような方向で洗練されるという現象を見ると、日本も天皇家に象徴される社会や街や国民に見えるのでしょうか。わかりません。

ただ最高の美意識やセンスは、王家に集中するのできっとフラクタルな関係性があるのだと思います。

 

 

途中暗くなってきましたが、暖色系の照明でイルミネートされた市内は、より幻想的で美しくなっていきます。馬車には厚いブランケットが2枚おいてあったので、寒さの心配はありませんでした。

 

馬車の進む速度は人が歩くよりは早く、視線が高いので子供たちも街の様子がよく見れたようです。振動を吸収する設計になっているようで、酔いやすい下の子でも全く問題ありませんでした。