「Chelseaより、こんにちは!」

Londonでの子育てや日々のいろいろ旅行などをつづっていこうと思います。

school tour ガーデンハウス

11月20日水曜日、ガーデンハウスという小学校の学校見学に行ってきました。

ホームページを見るとカミラ夫人と,

この学校の子供たちが交流している写真が掲載されていました。

この辺りでは、ナイツブリッジとガーデンハウス、それとプリンスジョージとプリンセスシャーロットが通っているトーマスバタシーと(イートン)が名門で、小さな子供を持つ裕福なご家庭の親は、こどもをこの3つのどこかに入れたいと思っている感じが伝わってきます。

 

ガーデンスクールは上の子の時も申し込みをしたけれど、すでに満員で断られていたけれど、今回下の子は脈ありで、来年1月のインタビューに進めそうです。

この学校の門をくぐった瞬間に、独特の学校の雰囲気というものが空間に満ち溢れていて、上の子とは違う、つんとした、お澄ましした、品の良い、良く統制のとれた、お上品にいつもふるまう、レディとジェントルマンの卵たちが通うための小学校、そういう雰囲気が伝わってきました。こういう雰囲気をposhというのかもしれません。この学校は1年で300万円かかります。250万と300万の学校で、親や社会的階層がきれいに切り分けられていて、親の層がまったく違うというのを今日の見学会で感じました。

 

イギリスでは、人気の小学校に生まれてすぐに願書を提出してリストに載せてもらいます。その後、幼稚園やインタビューを通して、入学の可否が伝えられるのですが、基本的には年間300万円払える親というのは、それなりの改装なので、その金額によって階層を切り取っていっているというように感じます。

 

音楽、アート、バレエ、英語・算数・社会・IT・給食・放課後のクラブ活動のことなど、約1時間かけて、校内を見学しながらお教室で実際に学ぶ子供たちや、アート作品などを拝見することが出来ました。

いつも驚くのは、こちらのアートの授業と専門性の高さ、です壁には、本当にアート作品を絵が売上での技法が子供たちに余すことなく伝授されていて、子供たちの才能が早期に開かれているという感じが作品から感じ取れます。

またバレエや音楽ドラマなどの発表会を通して、表現する力についてもしっかり鍛えられているという感じがします。

私は常々、自己表現をしなければ自分の輪郭がぼやけていくと思っています。日本人が自分の好きなものが見つけられないまま大人になる、我慢しながら環境に何とか順応するしかないという生き方をしている人が多いことで、自分が輝く機会を減らしているのではないかと考えています。

また脳の記憶の分野を鍛える学習作業が多くて、表現すること、思いを伝えること、人前で話を言うこと、意見を述べること、違う意見の人とも尊重しながら会話を続けることなどが鍛えられていないと思っています。

 

これから時代が変わるとき、脳の記憶分野はAIに代わっていくので最小限の期待値でよいと思うのですが、これからは本当に人間にしかできないこと、アート人を感動させること、脈略のないものを面白いという感覚でつなぎ合わせること、未知の領域に踏み込むこと、本人も気が付かなかった能力を発見する方法、また導きによって発見させること、こういったメモリの外側の領域を鍛えていくことが必要だと思っています。

 

そういった意味で、調べてどんどんアウトプットしていく、アウトプットの方法は多ければ多いほど、またなるべく早い時期に身に着けておく必要があると感じています。