「Chelseaより、こんにちは!」

Londonでの子育てや日々のいろいろ旅行などをつづっていこうと思います。

Nadiaのbirthday party

今日はエジプト人のナディアのバースデーパーティーです。サウスロンドンにあるトランポリン施設でみんなでジャンプをしたり、たくさんのスポンジにダイブして結構烈しく遊びます。今回は違うクラスの子からのご招待でした。

7歳の娘が通っているスクールは、ロンドンにあるインターナショナルスクールで40カ国以上にルーツを持つ子供達、ハーフのハーフのハーフのという子達も多くて、土曜日は両親の出身国の補修校に通っている子が多いです。学校での英語と必修のフランス語(5歳からスタート)と、両親の出身国の言語(アラビア語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語など)、幼いうちに3カ国語以上の学びをスタートさせますます。

3カ国語の発音を学ぶと、聞き取れない音がかなり減るので、発音出来る音が増えるというメリットがあるように思います。脳が柔らかいうちに、いろんな言語に触れさせるということの効果や価値を実感しています。



娘の学校はクラス10人に担任の先生が一人付きます。1学年50人くらいな上、体育の時間や放課後のアクティビティ、ミュージックやアートのクラスなどでは、違うクラスの子とも知り合う機会がたくさん用意されています。そして体育も音楽もアートも幼少期から本格的な専門家に学びます。もちろんフランス語はフランス人の先生です。


この時期のロンドン(雨が多いし日暮れも早いし、まぁまぁ寒い)は、子供達が集まって遊べる場所が限られるので、ファーストターム(9〜12月)の後半はこのトランポリン施設でBD partyする事が多くなります。



小学校に入学してから約一年、各国からいろな子がきているなと思います。入学したばかりの英語が全くわからない時に、よく面倒を見てくれたドイツ人のアナ、同じクラスだった両親とも音楽家のアルバ、みんな1年経ってだいぶ大人になりました。

女の子3人でいると、力関係がコロコロ変わって、一人が怒ったり、ジェラシーを感じたり、誰かを置いて行ってしまったり、複雑な感情が発生して、人間関係の場面展開が日本より早くて激しくみえます。みんな心に素直に要求したり発言するから、日本人なら最初は戸惑うでしょう。


私が近くで見ている時は、うちの子に優しくしてくれているけど、少し目を離したりすると無視してるのかスーッと行ってしまったり、言葉の端々に冷たい感情が垣間見えたりすると、大人の私もびっくりしてしまいます。


やはり圧倒的に魅力的でないとこちらでは生きづらいかもしれません。だからこそ、小さいうちから自分を表現して、ぶつかって自分の形をしてどんどん明らかにして、得意なところ、最も魅力的になれる部分にフォーカスしてそこを伸ばしていく事が必要なのだと思います。そのことで自信も育つし尊厳を保てるのだと思います。


昨日、ホリエモンの動画を見ていたら「シンガポールにこの前行って話してたんだけど、もう日本人は雇わないって言ってた、話さないからって」て話していたけれど、本当にその通り、自分のことを表現しなければ外の世界では存在しないと同じ。

みんな幼少期から抜け目なくサバイバルしています。

欧州諸国からの移民、過去の植民地からの移民、そういう人達にもまれながら育ちます。

移民が増え、混乱も引き受けながら、ある層は伝統を守り、リベラルな発言に耳を傾け、モダンなセンスやアートを楽しむ。

変化を受け入れつつ、伝統保持しながら自然環境も守り、様々な分野のバランスを取ろうと意識や視線を注意深くむけているように見える。



日本と同様問題もたくさんあるのでしょうが、変化を受け入れる、サバイバルしながら頑張りたい人は必死に頑張れる環境がある。頑張ることへの称賛がちゃんとある、自己表現を臆する事なくできる、そういうところは私にはとても魅力的で眩しく感じます。

もう少しここでの生活を楽しみ味わいたいと思います。