「Chelseaより、こんにちは!」

Londonでの子育てや日々のいろいろ旅行などをつづっていこうと思います。

上野千鶴子さんと雅子皇后のご活躍

最近心動かされたこと


・東大入学式における上野千鶴子さんの祝辞


・雅子皇后のご活躍


日本の女性たちがその能力を発揮するためには、まずは抑圧された社会と戦わなくてはならなかった。

この戦いの意味は、時代の無意識との戦いであり、また古い美意識との戦いでもあり、親世代との戦い、夫や同性との戦いでもあったと思う。


戦う相手は、人々の思い込みであるので、その姿は見えない。

ただ「今自分の置かれている立場は、男女不公平の上にあります」ということを、色々な言葉で問題意識のない様々な立場の人たちに伝えていく作業だった。


同性であっても、経験や立場を共有できない女性は、上野さんの敵に回ったことだろう。


上野さんは日本における女性の置かれた立場がどのようなものかを発信し続けてくれた。

まだ発信すべき文脈も言葉もない時代に、それらを紡いできてくれたこと、そのご苦労に、魂から共感して心が打ち震えた。


そして雅子皇后が令和になりご活躍されたというニュースを拝見して、皇室という伝統としがらみだらけの、誰が主体でものを決めているの全くわからないが日本のあるべき姿「象徴」を日々生み出している皇室の、新皇后の能力が発揮できる時代がようやく来たように見えた。



日本における、介護や子育て、女性の活躍のしにくさは、声を上げる上世代が少な過ぎた事により次の世代に引き継がれた負の遺産である。声を上げないことは、問題に加担していることと同じ。娘たちには、より良い社会を手渡したいと思う。少なくとも自分がした苦労はさせたくない。